2-6 「BIOSとは」
Basic Input/Output System(ベーシック インプット/アウトプット システム、略称:BIOS バイオス)とは、ファームウェアの一つで、コンピュータに搭載されたプログラムのうち、ハードウェアとの最も低レベルの入出力を行うためのプログラムである。 --Wikiより抜粋
簡単にいえば、ハードウェアを管理するためのソフトウェアということです。
■ 管理されている機能
ハードウェアには当然さまざまなデータが交錯しており、基本的にはM/Bに設置されているセンサーの種類にもよりますが、以下のようなデータを収集し、管理しています。
・CPUの種類、性能、温度状態、クロック周波数の管理
・各種ドライブの状況
・メモリー領域状況
・パラレルポート、USBポート、ネットワークポートなどのM/Bに設置されている各種増設機器
・BOOT機能の設定(最初にどのドライブから読み込むか)
・その他拡張設定機能(BIOSにより異なる)
■ CMOSとは
このようなBIOSの設定に関して、ある程度の自由度が認められています。有名な点でいえば「CPUのオーバークロック」でしょうか。こういった設定項目のことをCMOS(シーモス)と呼んでいます。この設定に何かしらの問題が発生した場合、OSをはじめとしたPCの機能そのものが正しく機能しません。こうした状況になった場合、いちいち一つ一つの設定を見直していくよりも、初期化を行ったほうが解決につながる場合があります。
CMOSの初期化にはBIOSにその機能がそなわっているものもありますが、基本的にはM/Bで使われているボタン電池(内部の時計電池でもある)を一度外し、放電を完了させてから(およそ1分程度)再度取り付けることで初期化される仕組みになっています。
うまくいかない場合は、ボタン電池のプラス極とマイナス極を通電するもので疑似的につなげてやることでM/B内の残留電力を放電させることができます。
■ BIOS操作方法
BIOSを起動させると、大体が上記のような画面になっています。
基本的にはキーボードの矢印キーと、ファンクションキー・エンターキー・ESCキーでの操作です。
メニュー画面はすべて英語ですが、ほとんどが名称と機能のON・OFFの選択肢しかありませんのでそれほど難しい物でもありません。
ちなみにEnableが有効でDisableは無効を意味します。noneは未設置(認識不可)です。
CPUのクロック周波数については、よほど冷却に自信があるか、ハードウェアに関して多少の心得がない限りは手を出さない事をお勧めします。
■ 余談
ボタン電池の電力がなくなってしまった場合、さまざまな弊害が発生する可能性があります。もしもPCの挙動が不安定で、時計などの設定が立ち上げるたびにおかしな事になっているようであれば、この内部電池を交換することをおすすめします。
⇒ 【2-5 メールソフトと設定】
⇒ 【】
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