4-2 【エラーチェックをしよう】

4-2 「エラーチェックをしよう」


ドライブの管理項目の中には他にも二つほど管理ツールが存在します。

一つは「クリーンアップ」ツールで、もう一つが「エラーチェック」にあたります。

今回はこのエラーチェックについてのお話です。

しかしその話をおこなう前に、簡単なのでクリーンアップについて説明をしたいと思います。

■ ディスククリーンアップ


概要としては、普段あまり使われていないプログラムやデータファイルを削除もしくは圧縮し、ディスクスペースに空きを作るツールです。

注)Vista以降のOSでは圧縮機能はありません

一見聞こえはいいのですが、削除対象だけには注意が必要で、必要なファイルを消さないように確認しておけば、無駄なファイルを効率的に削除できる有用なツールだといえます。

・対象となるファイル

クリーンアップ対象になるファイルは、以下です

●削除対象(選択可)

 △ブラウザの一時キャッシュ(プログラム・クッキー・サイトキャッシュ)
 ×スタンバイ状態用のバックアップデータ
 △ゴミ箱の中身
 ○アプリケーションのインストール履歴(ログ)
 ○アプリケーション用の一時ファイル
 ○サムネイル用縮小データ画像ファイル
 ○ユーザーエラーアーカイブ(ログ)
 ○システムエラーアーカイブ(ログ) 

●圧縮対象

 ×判断基準は不明ですが、OSが古いと判断したファイル

項目のとなりの○△×は、消しても良いか悪いかの判断です。 (○ = OK ・ × = ダメ)
△については困るものもあればそうでない物もあるため、個々の判断にお任せします。
圧縮機能については、してしまうと後々探す事が非常に面倒なので個人的におすすめしません。

■ エラーチェック

ディスクエラーチェックをなぜ行う必要性があるのかについては、HDDの構造に由来します。
 正確で確実な稼働を行うためには、HDDの状況をしっかりと把握し、時には修正する必要があります。磁気異常を発生させている部分にデータの書き込みを行ったところで、その場所が異常であればそのデータがどうなってしまうのかについては一切保障できません。

 また、そうした異常がOSのデータであった場合、ウィンドウズなどのOSが正しく立ち上がらないなどの症状を発生させる可能性もあります。

 定期的な実施で、自身のデータとPCを守りましょう。

まずはエラーチェックを正しくおこなうために、他のプログラムはすべて終了させておきます。

・エラーチェックツールを起動する

各OSによって起動方法が違います。ご注意ください。

【XP・VISTA・7】

スタートメニュー ⇒ マイコンピュータ(もしくはコンピュータ) ⇒ ドライブを右クリック ⇒ プロパティ ⇒ ツールタブ ⇒ エラーチェック

【WIN8】

スタートメニューから右クリック ⇒ すべてのアプリ ⇒ コンピュータ ⇒ ドライブを右クリック ⇒ プロパティ ⇒ ツールタブ ⇒ エラーチェック

操作を進めると以下の項目を選択できます。

・ファイルシステムエラーを自動的に修復する

基本的なエラーチェック項目です。あくまでも磁気データとしてのファイル状況を調べ、異常があれば移動し書き換えるなどの措置を行います。
 頻度は一か月に一回程度で十分です。調査がファイル単位になるので、データ容量が少なければそれほど時間はかかりません。
 ほかに、強制終了などを行った場合などに実施します。

・不良セクタをスキャンし、回復する

物理ドライブの異常について調べ、磁気異常が見つかれば修繕します。
 すべてのドライブ状況をしらべますので非常に時間がかかります。頻度としては三か月に一回程度が良いといわれています。


■ 実行する


チェック項目を選択し開始させると、再起動時のチェックを促されますのでそのまま再起動を行い、スタートアップ段階での修復モードに移行させます。

完了までにフルスキャンなら数時間、システムスキャンだけなら数十分程度待つ必要があります。

■ 確認する

スキャンが完了すれば、ログが吐き出されます。(確認方法は各OSにより異なります)

基本的には

マイコンピュータを右クリック  ⇒ 管理 メニューを選択 ⇒ システムツール ⇒ イベントビューア ⇒ アプリケーション ⇒ ソースに「Winlogon」と書かれているものを探す

以上で確認ができます。

不良セクタが発見され、修正を行っても改善されない場合は、寿命が近い可能性が高いか、今後何かしらの不具合を発生させていく可能性が考えられます。(Bad Sectorsに数字がある場合)

新たにバックアップを用意しておくなどの対処をおこなう事をお勧めします。


⇒ 【デフラグをしよう

⇒ 【】


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