2-1 【OSって何だ?】
主にウインドウズ機についての説明を進めてまいりましたが、マッキントッシュ及びリナックスやユニックスにおいても基本的な構造は同じです。
根本的に電化製品であることと、スイッチのオンオフを基準に動く機械であるという点です。
大きな違いはハードウェア(PCの本体などを含めた機械上の存在)にはあまりありません。
答えは「OS」を含めたソフトウェアにあります。
■ OS
オペレーティングシステム、造語ではありますが簡単に言えば作業を行うためのシステムとでも言えば分かりやすいでしょうか。
有名なOSとしては
・ウインドウズ
・マッキントッシュ
またスマートフォンでは
・アンドロイド
・iOS
などが代表的なものです。
■ 言語
こうしたものは人と機械を繋ぐ橋渡し的な存在です。となれば、会話が成立しなければこうしたやりとりも成立しないのは当然です。
しかし、人の言葉と機械の言葉は全く考え方が違いますので、形態も全くもって異なります。
PCは機械であり、電化製品であると申し上げましたが、電化製品である理由の最たるものが本体そのものの操作について、で説明する事ができます。
パソコンの本体についている操作パネルと呼べるものは多くても三つ程度しかありません。その中でも絶対に必要な物が「電源スイッチ」です。みなさんご存知の通り、このスイッチを押す事による効果は二つしかありません。電源を入れるか、消すかの二つだけだということです。
すべてのコンピューターはこの信号から始まり、この信号を元に動いています。ONかOFFかの2種類の信号を数兆通り組み合わせることで、複雑な処理を可能にしているのです。この言語の基本的な呼称は「2進法」と呼ばれています。
やがてそれがより人に近づいた姿として「16進数」がうまれ、マシン語となり、BASIC、C言語などの高級言語へと変化してきました。
世界で最初のコンピューター
ハードウェアとソフトウェアの相関図
では、OSとはより具体的には一体何をしてくれているのでしょうか。
図を参照していただければその意味合いが分かると思います。
我々が普段利用しているWEBブラウザやワード・エクセルといったオフィスソフトを動かすために、ハードウェアとの橋渡しをしてくれるソフト=OSという事です。
ちなみにより詳しく言うならば、ウィンドウズなどのいわゆるOSを動かすためにベースとなるプログラムがさらにあるんですが、それについてはこちらを参照。
■プラットフォームの違いが生む利便性の差異について
これまでの話から、PCに設置されたOSの違いが、我々ユーザーにとってどのような差を生むのかについて話せるようになります。
「OSの違いは、以降のソフトに影響する」
パソコンに設置されているハードウェアやソフトウェアは、基本となる物の上に設置されるものについては、ベースの規格に沿った形でしか運用できません。
つまり、インテルのチップセットにはインテルのCPUしか載せられず。
MacOSのソフトはウインドウズでは動かないのです。
しかし、昨今はこうした向きからも例外を生む風潮があらわれてきました。
■HTML5 や JAVA言語の台頭
話が通じなければ、通訳をつければいいのと同じで、ソフトウェアとして通訳を作る事でこうした垣根を取り払おうというコンセプトの元開発が行われた(もしくは行われている)ものが上記のプログラムです。
ちなみにこうしたプログラムをクロスプラットフォームと呼びます。
しかし、ハードウェアとしてこの思想を適用するにはハードルが高すぎる(費用として)ので、どのメーカーもそうした意見すら生まれていませんが。
■だからといって全部がそういうソフトではないのが問題
しかし、実際は色々な言語で作られたプログラムが数多に氾濫しており、しかもそれぞれのプログラムにある得手不得手がさらに情況を複雑化させているのも事実です。
ユーザーとしては、混在しているこうしたソフトウェアを利用するにあたり、自分のパソコンがどのOSの何というバージョンはのかを把握し、スペックとして利用できるのかどうかについて検証する必要があるという事でしょう。
⇒【2-2 ブラウザとは】
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