1-5 【CPUの選びかた】

1-5 【CPUの選びかた】

■CPUあれこれ

 Corei7やCorei5、FX-9590などCPUの種類は沢山あり、何がどう良いのか、何をどう比較すべきなのか単位も理由も分からない。

 そんなアナタに至極簡単な判断基準をレクチャーしたいと思います。

・コア数


 何個のCPUで処理をしているのかという話です。今の主流は6ないし8個になってます。
 並列処理が一般的になってから、コア数が2個、4個、6個、8個と増えていきましたが、いつまで6or8コアの体制が続くかは今後の動向次第です。多ければそれだけ多くのことが出来ると考えて問題ありません。安定性は別の話です。

・スレッド数

いわゆる同時処理系列の数を表します。基本的にはコア数と同数ですが、マルチスレッドという複数処理が主体になり、さらにハイパースレッディング技術の開発から複数のスレッドを一つのコアで処理できるようになりました。
 単純に考えれば、こちらも数が多ければ多いほど性能が良い、というわけです。

・周波数


 ~Ghz(ギガヘルツ)などと呼ばれるものです。一昔前の1コア時代ではこの速度こそが全てでしたが、今ではコア数とこの数値が影響しています。ちなみに単位の概念はHDDやメモリーなどの「バイト」と違い、hz「ヘルツ」であらわします。これも多ければ多いほど早いです。

 続いて互換性についてのお話です。
 折角高性能のCPUを購入しても、自分のPCに設置できなければ意味がありません。
 どこに注意すればよいのかをしっかりと確認して検討しましょう。

・ソケットタイプ


 CPUはこんな形をしています。



 表面に本体アーキテクチャが、裏面には無数のプラグが突き出ています。
 このプラグの形状に合う形の受け皿こそが「ソケット」と呼ばれるものです。

 自身のPCに設置されているCPUを調べる事でこのソケットの形状を知ることが出来ます。


CPUソケット

・システムバスの互換性を合わせる


 CPUとマザーボードの互換性を決める大事な要素としてシステムバス速度という物があります。しかしながら、そうした知識が無くてもマザーボードの型番を調べることで、対応したCPUを割り出す事ができます。逆に言えば、結果割り出した対応CPUに、自分が着けたいCPUが無い場合、M/Bそのものを新しいものかもしくはそれに対応したものに変えなければ、取り付ける事が出来ない点に注意しましょう。

 さらに言うなればですが、PCを購入する場合、そのマザーボードのソケットが上位互換に何処まで対応できるのかをあらかじめ調べておけば、長く使い続けていく事も可能になるというわけです。
 しかし、10年程度も使っているともはや新しいPCをショップブランドなどから購入する方が安上がりの場合がほとんどですので、あまり気にする必要はないでしょう。

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