1-7 【HDDの選び方】
最初に伝えておかなければならないことなんですが、HDD(ハードディスクドライブ)は消耗品です。
ですので早めのバックアップと交換時期の判断が肝要です。
また、メモリー以上に増設が簡単で、静電気や振動にさえ気をつければ、簡単に取り付ける事ができます。
■ HDDの種類
HDDには「内蔵」タイプと「外付け」タイプの物があり、内蔵のものは
また外付けHDDは、
むきだしのままではデータの安全性に問題が生じるので、このようにハードカバーで覆われたものになります。またデータの転送には「USBケーブル」などを利用しています。
当然、中に封入されているのは先ほどの画像にもあります3.5インチHDDです。
外付けHDDには、内蔵用のものに取り付けるカバーだけを販売しているものもあり、たとえばHDDを新しく買い換えたときに、今まで使っていたものを外付けにしたい場合などに重宝します。
・インチ
HDDは各規格に応じた物をインチで分けています。転送方式以外に種類分けされるものが大きさしかない単純規格ということもあり、これを間違えてしまうと辛い結果になりますのでお間違えの無いように。
「3.5インチベイタイプ」
ごくごく一般的なHDDで、主にデスクトップPCに使われています。
「2.5インチベイタイプ」
ノートパソコンに使われる、一回り小さいHDDです。
「その他極小HDD」
モバイルなどに外付け用として販売されているHDD。
取り付け用のコネクタさえあれば大体の物に使えますが、今のところそれぞれのハード向けのコネクタしか見られません。
・プラッタ枚数及び容量
HDDには数枚、金属製の円盤があり、それぞれにデータを格納できるスペースが割り当てられています。
その円盤をプラッタというのですが、一枚に割り当てられた容量が大きければ大きいほど、読み込み効率があがり、結果速度にも繋がります。
たとえば、「150GBのHDDで、プラッタが3枚のタイプ」と「200GBのHDDでプラッタが2枚のタイプ」だと後者の方がデータ効率が高いわけです。
全体の容量とプラッタ容量を見て、スペック比較を行いましょう。
・回転数
RPMという言葉をご存知ですか?
正確には1分間にプラッタが何回転するのかを表す数値で、当然この数値が高いほど速度が速くなります。
・転送コネクタ
昨今ではSATA(シリアルATA)と呼ばれる転送方式が一般的になりましたが、それまで使用されてきたUltraATAという規格の物がまだあります。
間違えて設置してしまわないように十分確認してください。
また、UltraATA時代の転送速度は複数台のHDDを並列利用している場合、速度が遅い側に同期されてしまうため、同程度の規格のHDDを用意するのが一般的でした。
■ AFTハードディスク
アドバンスド・フォーマット・テクノロジー・ハードディスク。
HDDの誕生とともにハードディスクの大容量化が進んでいく中、徐々にフォーマット形式を変えることで容量の壁と呼ばれる存在を打破してきました。
しかし、代償として、ATA規格でありながら実質使用不可能(互換性ゼロ)に近い状況にならざるを得ない、いわゆる世代交代の機器が存在します、その一つがAFTHDDです。
ウインドウズXPではこのAFTは相応のフォーマットに変換しなければ扱うことができません。(Vista以降は問題ありません)
頭の片隅でよいので覚えておいてください。
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